
こんにちは、ミニマリストかるみです。
先日次のようなツイートをしました。
ぶっちゃけ、ミニマリストはシンプルなモノが好きでこだわりがなくてはならない、みたいなイメージは無視して良いと思います。理由としては、シンプルと最小限は別物かなと思うので。だから沢山寄り道しつつ、徐々に自分好きなモノを探っていく感じで丁度良いはず。イメージに縛られて生きるのはツライ
— ミニマリストかるみ (@karuminimalist) January 6, 2020
本記事では、上記のツイートについて議論していきます。
ミニマリストだからシンプルは幻想な件

ツイートの通りで「ミニマリスト=シンプルが好き。こだわり必須」というのは幻想だと思う。
この辺りの誤解を解くと、少し気持ちがラクになる方もいるのかなと。
ミニマリスト=最小限主義者
ミニマリストについての概念はひとぞれぞれと思いますが、辞書的な意味から見てみます。
1 ミニマリズム、ミニマルアートの芸術家。
2 最小限のことしかしない人。最低限必要なものしか持たない人。
デジタル大辞典
上記の通り、ミニマリストは大きく分けると、2種類の意味があるそうです。
1.アーティスティックなミニマリスト
一つ目が芸術派のミニマリストですね。
これは、The シンプルの魅力だったりに惹かれたミニマリストだと思います。
ミニマルアートと、ミニマルミュージックの例を貼っておきます。

参照:https://media.thisisgallery.com/art_term/minimal-art

これらがもっと、自分たちの生活に落とし込まれて、シンプルなモノが好きな人が出てきたのかなと思う。(※あくまで個人の意見です)
そしてこう言った人の大半は”装飾”を好まなそう。
2.最低限必要なモノしか持たないミニマリスト
2つ目が、最低限必要なモノしか持たないミニマリストです。
例えば、ミニマリストしぶさんとか、佐々木典士さんあたりが代表例と思う。
そして極簡型のミニマリストは、とにかく使わないモノは持たない人と思う。
しかしもちろん、少なく持つと言うことにシンプルかどうかってのはあまり関わってこないはず。
【事実】ミニマリストは多様化している

ここまで、辞書的な意味をもつミニマリストについて説明しました。
しかし、SNSやYouTubeを見ていると「ミニマリストの種類ってもっとあるな…」と思います。
例をあげると、
- とにかくモノを減らすミニマリスト
- 暮らしを大事にするミニマリスト
- モノを大切にするミニマリスト
- 環境を大事にするミニマリスト
- 節約にこだわるミニマリスト
上記の通りですね。
探せばもっとありそう。
【疑問】全員のもちものがシンプルかどうか
そこで、疑問がうまれます。
上で紹介したミニマリスト全員が、シンプルを意識してものを選んでいるでしょうか。
答えはNOのはず。
と言うのも、シンプルが前提だと各々が、モノを減らして最大化したい部分に集中できないので。
例をあげつつ説明します。
暮らしを大事にするミニマリスト
まず、暮らしを大事にするミニマリストですね。
このタイプでよくある例として「家族と健やかに暮らしたい」といった気持ちがあると思います。
そういう方が、家族の反対を押し切ってでもシンプルなものにこだわりますかね…
ぼく的にはそれはないかなと思います。
なぜならその人が最も大事にしているのは家族と幸せな時間を過ごす事なので。
節約にこだわるミニマリスト
もしかしたら、お金だけに特化したミニマリストはあまりいないかもですが、例にしてみます。
このタイプだと、とにかくモノを書いたくはないはず。
当たり前ですが、モノを買うとお金がなくなるので。
よって、もしかしたら偏見かもですが、少し複雑だとしても多機能なモノを好むと思う気がします。
多機能ボールペンとか、多機能ナイフ?万能ナイフ?など。
「シンプルなデザインしか受け付けない」という人は多機能ボールペンとかそんなに好きじゃなさそう。
シンプルが好きなミニマリストは一つのタイプ
というわけで何が言いたいかというと、
持ち物全てをシンプルにしたいミニマリストもまた、あらゆるタイプのミニマリストのうちの一つであるということです。
別タイプの人に自タイプの考えをおしつけるのは、やめた方がいいですね。
ピカチュウに、かえんほうしゃとか、ほのおタイプの技を覚えさせるみたいな感じだと思う
共通点は人より物が少ないことぐらい
とは言え、ミニマリストの共通点はさすがにあるかなと思ったりします。
それがモノの数ですね。
日本人の所有物の平均よりかは少ない人が多いはず。
イメージに縛られて生きるのは辛い

以上を踏まえると、
「ミニマリスト=シンプルな物が好き。こだわり必須」というのは完全に幻想でして誤りです。
そして、イメージに縛られて生きるのは辛いです。
大袈裟かもですが、
「自分はシンプルさよりも、いいと思ったモノを大切にしたい派なのに、まずシンプルなモノを愛することしか許されていないのか…」
といった感じでミニマリスト的思考が悩みを生んでしまっている、という場合もあるかと。
過去に自分もイメージに囚われていた
と言いつつも、自分もミニマリストと名乗り始めてはじめの頃はイメージに囚われていたと思います。
以下のツイートをご覧ください
「ミニマリストやめた」と言っている人のブログ記事を読んでみたところ以下のような認識を持っていることが窺えました⬇️
・物が少ない人がミニマリスト
・多趣味にミニマリストは無理
・「ミニマリストは◯◯を持ってはいけない」という強迫観念を持っている
世間のイメージがまさにこれですね。
— ミニマリストけん@AbemaTV出演・ブロガー (@ken_minimalist) January 9, 2020
自分も全くこんな印象を持っていました。
しかし、Twitterでいろんなミニマリストさんと繋がっていくうちに、上記のイメージは幻想だと気づきました。
ミニマリストの意味は人それぞれ
そして何度も言いますが、ミニマリストには種類があり、人それぞれタイプが違います。
モノが割と少ないことぐらいしか共通点はないと思う。
なので、もしミニマリストになって「自分のライフスタイルや思考にそぐわないな…」と感じても、変なことではないはず。
寄り道しつつ探していく
もし「まだ自分がどんなミニマリストか分からない、、」という人は減らしつつ、アップデートしつつ、モノや暮らしと向き合って、探っていく感じでいいと思います。
その過程でミニマリストに対するイメージや固定観念は間違いなく邪魔をしてきます。早めに手放しちゃいましょう。
誰かが決めた基準やルールに縛られるのは、ミニマリストを目指す上で割とハードかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。

