
こんにちは、ミニマリストかるみです。
先日このようなツイートをしました。
ストックを無くしましょう。なんなら「ストック」という概念自体捨てた方がいいです。余分に買ったモノはスペースをとり、余剰分が「もっと収納が欲しい!」とわがままを言い出す。連鎖的に、モノが溢れる原因になる。溢れたモノを見て、「あぁー片付けしなきゃ」と、余計な感情までもが溢れてしまう。
— ミニマリストかるみ (@karuminimalist) July 25, 2019
かつてのぼくは、大量のストックに囲まれた暮らしをしていました。
洗顔、歯ブラシ、シャンプー、ティッシュ、調味料…といった風にあらゆるモノをストックしていました。
しかし、思い切って、「ストックをしない。」と決めてから、生活がラクに。
今回は、このツイートを深堀りし、ぼくがストックをしないことを勧める理由を書いていきます。
「モノをストックすればいつでも使えるからいいじゃん。ダメな理由があるの?
ストックをなくすと良いことあるの?前々からストックを減らしたいと思っていたけど、具体的に減らしても良いことがわからないからなかなか実行に移せない、、、」
ストックをしない3つの理由
ストックをしない利点は主に3つあります。以下にまとめました。
1.ムダな出費が減る
2.余白が手に入る
3.モノがどんどん減る
1.ムダな出費が減る
ストックをしないことで無駄な出費が減ります。
今、必要なモノにしかお金を使わなくなるからです。
具体的に、どの日に使うかもはっきりわからないモノに対して、お金を使うのはムダです。だったら、今この瞬間にほしいモノにお金を使うべき。
「ストックするモノが安いからいいのでは。」という意見もありそうですが、
塵も積もれば山です。
例えば、うちの母は、かなりの心配性であらゆるものをストックしていました。
歯ブラシは10本以上、トイレットペーパーなど、大量のトイレ掃除用具、引き出しからあふれるほどのボールペン、のり、はさみ…。
まだ、最後まで使いきれればいくらかマシです。
しかし、世の中はよりモノの利便性を追求しています。
新製品が出てくる出てくる。
必要なモノは揃っているはずなのに、いざ新しいモノが出ると欲しくなる。
過去のストックは積み上がり、出費はかさみ続ける。
もうストックはやめて、別の場所にお金を回すべきですよね。
2.余白が手に入り、ストレスが消える
これはモノ全般に言えることですが、ストックを捨てれば、余白が手に入ります。
試しに、ペンケースの中の、使わないペン類を全て外に出してみればわかるはず。
普段は、ごちゃごちゃした中から、必要な色ペンを探さなければならない。
しかし、今はもはや、色ペンの居場所が一目でわかる。
余白を手に入れることで、モノをスッと難なく取り出すことができる。
細々としたストレスもなくなる。
ストックをしないで、必要な量に絞ることによって、モノをすっきりと置くことができる。
モノも気持ちがよさそう。
また、余白はこころの余裕とも言えるかと。
きっと相対的にモノの必要性が上がり、モノを大事に扱うことにつながるでしょう。
3.モノがどんどん減る
余白ができることの相乗効果として、モノをどんどん減らせます。
ストックが減り、余白ができることで、そもそもの収納を減らすことができるからです。
収納はモノを呼びこみます。
ここ空いてるよー!どんどん入ってきて!と言わんばかりに。
そして、人間には、隙間があると埋めたくなるという意識が潜在しています。
例えば、先日、友人とかるみ宅のモノの大量処分を行ったときの話です。
モノを捨てた結果、これまで使っていたカラーボックスが1つ余ってしまいました。
自分は、そのカラーボックスを手放そうと言いました。
それに対して友人は、「何かしまえば?」と言いました。
ぼくはミニマリズムを知らない人からすると、やはり収納があったら、そこにモノを入れたくなるんだなと感じました。
ここで、大事なのが、モノの巣窟である収納を手放すこと。
「余白いいじゃん」と思えたら、もうこっちのものです。
モノはどんどん減ることでしょう。
ストックしないと心理的にラクになれる
ストックというワード、行為はすでにぼくたちの日常になじんでいます。
しかし、ここであえてストックという概念を失くすと、心理的にラクに慣れます。
なぜなら「あれも足りない、これもなくなったら困る。」といった不安が解消するからです。
今、あるもので足りていれば、それで十分なはずなのに。
モノをため込むことで安心しようとする。でも大抵の人が、それが本当に必要かどうかは実際によく考えていません。
結局、使いきれず以上のモノを買い、スペースをとってしまい、溢れた余剰分がさらに収納は増やしてしまう。
最終的に、モノが無限に増え続ける。そして、整理整頓しなきゃいけないという余計な感情が自分を消耗させる。
本当にそれ、すべて使いますか?
棚奥底で、ほこりをかぶって誰からも発見されず、泣いている。
自分のことばかり考えて、まったくモノのことを考えていない。
心を決めて、すべて捨てようと決意しても、心が痛む。
新品ばかり捨てることになるのだから。
ストックのせいでモノを増やし、自分を擦り切らすようなことはやめましょう。
ストックを極力なくし、ラクに生きましょう。
かといってストックがないと不安な方へ

しかし、中には、ストックがないと、急になくなった時に困るという方もいるでしょう。
そんな方は、無くなる数日前にチェックして、切れそうになる時に買いに行けばOKです。
にそうするのも難しいという方は、徐々に、ストックをしない生活に慣れていきましょう。
例えば、ストックするモノに優先順位をつけるとよいです。
自炊が好きで、頻繁に料理をするなら、よく使う調味料のストックはあってもいいかもしれません。
ただ、持ちすぎないことに注意です。
その一方、なかなか減らないもの。
歯磨き粉や、ボールペンなどの日用品のストックはやめましょう。
この場合、優先順位は、調味料>歯磨き粉≒ボールペンですよね。
このように、使用頻度から優先度を可視化すれば、ストックは減るはずです。
まとめ
「ストックをしない」という行為は、一見するとかなり難しい行為に見えます。
日本人は何でもかんでもため込むクセがついてる人が多いので。
しかしだからこそ、そういった行為を断ち切ることによって、モノは減り、気持ちは落ち着き、「今」に集中することができます。
早速、ボールペン1本手放すことから動いてみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。