既卒就活

大学院中退すると就職できない?【答え】就職できます。中退の理由や修士を中退した後の就活で大切な考え方

こんにちは、あおいです。

<あおいのプロフィール>
①2020年3月
大学院入学をすると同時に休学(退学前提)
②2020年4月
東京に上京してインターン&就活を始める
③2021年3月
大学院を退学
④2021年5月
内定を頂いて就活を終える

「大学院を修士で中退するか迷っている‥」

「でも中退したら就活は厳しくなる…?リアルな体験談を聞きたい…」

「中退後の就活はまず何をすれば良いの?」

大学院の中退を検討している、もしくは中退した方は上記な悩みがあると思います。

大学院を中退する人は周りにほとんどおらず、漠然とした不安が沢山ありますよね。

ぼくの周りも「中退」なんて周りに誰一人おらず…

言葉に言い表せない不安でいっぱいでした。

でも、なんとかその不安を乗り越えることができました。

そこで同じ思いをしているあなたに経験を共有できればと思い記事を書いています

本記事を読めば、大学院を中退したあとの就職事情について詳しく知ることができます。

ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。

大学院中退後は就職できないって本当?

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大学院を中退を検討すると、まず頭に浮かぶのが

「就職できなくなるんじゃないか」

という不安だと思います。

結論から言うと、これは”誤り”です。

実際ぼくは内定を頂いて来年から正社員として働くことが決まっています。

 

あおい
あおい
また周りに大学院を中退した友人や知り合いが一人ずついますが、2人ともちゃんと就職できてるので、中退すると必ずフリーターやニートになるわけではありません。

就職が不利になる可能性はある

ただし大学院中退後の就職は不利になる可能性は十分にあります。

やはり、入学したら卒業するのが一般的なので、面接官も「何か問題でもあったのかな?」と疑ってきますし、面接でもかなり聞かれるからです。

とはいえ、然るべき対策を取れば対策可能であることをまずはお伝えしておきます。

ただ対策云々ではどうしようもないこともあります。これから説明しますね。

大学院を中退して困ったこと

修士で中退した場合、以下の2点で苦しむ人もいるので予め覚えておきましょう。

  • 応募できる企業が減る
  • 給与が下がることが多い

まず、応募できる企業の数が減ります。

応募できなくなる企業のタイプとしては、

・採用が新卒のみの企業 
・修士以上の学位の卒業が必須の企業

の2つです。

採用が新卒のみの企業は基本応募できません。

この場合、既卒枠、第二新卒枠といった中途採用枠で採用されることになります。

ただし企業によっては「既卒3年以内は新卒枠で採用」している場合があります。その点は就活サイトや企業HPで確認するのがオススメです。

 

あおい
あおい
ぼくは既卒1年目だったので新卒枠で滑り込むことができました。

またメーカーの研究職や開発職といった理系色の強い職種は修士・博士課程の卒業がマストのことがあります。

そのような職種には応募できません。

また大学院を中退した場合、修士卒に比べると給与は減ることがほとんどです。

 

あおい
あおい
給与減は人によってはけっこう痛いかも…

「大学院卒の賃金プログラム」のデータよると、学部卒と修士卒では生涯年収に4,000万円もの差があるらしいです。

転職などはせずに安定した生活をしたい場合は考える余地があると思います。

大学院の中退率と主な中退理由

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次に大学院の中退率や中退の理由について知っておきましょう。

社会全体を知ることで、自分を客観視することができますし、同じように迷っているもしくは悩んでいる仲間がたくさんいると思うと安心感にも繋がるからです。

 

あおい
あおい
特に、就職は人生を左右すると思っている人も多いはず。メンタルケアはとても大事!

中退率

私たちと同じように大学院を中退する人はどれぐらいいるのでしょうか。

「文部科学省先導的大学改革委託推進事業」の調査によると、国公私立大学において

  • 修士課程→5.13%
  • 博士課程→8.79%

というデータがあります。

修士課程では20人に1人が何かしらの理由で退学をしているといえます。

ぼくの研究室は30人ほどいましたが、自分を含めて2人が退学をしたのでデータはあながち間違いではありません。

すなわち周りには修士で中退するか迷っている人が意外といる、ということです。

悩みの程度に違いはあれど悩んでいるのはあなただけではないと言えるでしょう。

中退の理由

また中退の理由も人によって様々です。

具体的には以下のような理由が挙げられます。

  • 就職
  • 転学
  • 学業不振
  • 一身上の都合
  • 経済的な理由
  • 病気・ケガ
  • 学校生活不適応

参考:https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/itaku/1371455.htm

中でも就職が中退である理由は全体の2割と最も多く占めていることがわかっています。

ぼくも同じ理由です。

もう少し具体的に言うと、大学院での研究に意味を見いだせなかったからです。

なのでネガティブ寄りな理由ですね。

ただ中には「在学中に本当に行きたい企業に出会えて修了前に退学をした人」もいるかも知れません。

理由を並べてみると、学業不振と学校生活不適応を除いては、きっちり説明できれば正直就職活動に大きなマイナス影響はないのではないかと思います。

なぜなら、人の興味は移り変わますし、経済的、病気的な理由に関しては正直どうしようもない要素も含んでいるためです。

なので就職活動においては伝え方を練習するのが大事だと思います。

大学院を中退する道は逃げではない

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ここまで大学院を中退する理由は様々で、あなた以外にも同じ選択をする人が

一定数いることはわかったと思います。

とはいっても家族や教授からは「大学院を修士でやめるのは逃げだ」と言われがちです。

でもぼく的には全然「逃げ」ではないと思います。

卒業と退学の2択で退学の方を選んだだけです。

卒業が正しい道だ、なんて誰が決めたのでしょうか。

マジョリティ=正しいわけはありません。

また退学を選ぶ人は事実として少数派であることを考えると、決断するのは相当勇気がいることと思います。

のうのうと周りに流されて学校生活を続けて卒業する人に比べたら、ずっと逃げずに現実と向き合っていると思います。

話は移りますが、病気的な理由で退学するのも正直しょうがない部分があるはずです。

僕たちは卒業のために生きているんじゃないですし、同じ出来事でもツラさの感じ方は人それぞれです。

なので、難しいかもしれませんが周りの声は参考程度にして、あなたが決めた道を進むのが最も後悔ない選択だと思います。

 

あおい
あおい
ぼくも周りにかるく反対されました。でも今となってはその手を振りほどいて自分で道を選択してよかったと心の底から思っています。

中退前後での人生の変化

ただし「実際に中途退学をして生活や人生はどう変わってしまうんだろう」という不安もあると思います。

ぼくの経験と推測では、以下に分かれると思われます。

  1. やりたいことがあってやめた場合
    →「これでやりたいことに集中できる!よっしゃあ」
  2. 大学院の興味が出なくなって辞めた場合
    →「この先どうしよう…」(※途方に暮れてうつになる可能性も)
  3. 病気などで辞めざるをえなくなって辞めた場合
    →「どうしようもないから次の道を探すか」

ぼくの場合は1でした。やりたくない研究から開放されて、やりたいことに集中できる環境がとても嬉しかったです。

一方で2や3に当てはまるなら場合によっては「人生終了だ…」と落ち込みやすいと言えます。

対策としては「中退した後の過ごし方」をある程度考えておくことかなと思います。

 

あおい
あおい
「何も決まっていない状態」って割とストレスに感じる人も多いと思うので。

内定後の中退は内定取消になる可能性がある

ここで修士で中退を考えている方に1点注意です。

もしあなたがすでに企業に内定をもらっているなら、中退すると内定が取り消しになる可能性があります。

募集要項に「修士を卒業見込み」とあれば、条件を満たすことができなくなるため、内定は取り消されてしまうでしょう。

しかし、「学部もしくは修士を卒業・卒業見込み」などである場合は、大学院を中退しても学部を卒業の条件は満たしているので内定が取り消される可能性は低くなります。

とはいえ企業は、大学院を卒業する前提で内定を出しているので、実際のところは企業次第のところが大きいです。

またこっそり、大学院を辞めて黙っていようとしても何かしらの形で内定先にバレるのでそのようなことは絶対にやめましょう、

大学院を中退後の就活で大切なこと

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「大学院を中退する覚悟はできている」

「もう中退したけど就活は何から始めればわからない」

そのような人に向けて中退者の就活において大切なことをお伝えしていきます。

大きく以下の3つです。

  • 大学院中退の理由を整理する
  • とにかくたくさん選考を受けてみる
  • 新卒採用と既卒採用の2つに応募する

大学院中退の理由を整理する

まずは大学院を中退した理由を整理することが大切です。

なぜならこの大学院中退理由は、今後の選考でキーになる&人によっては整理するのが大変だからです。

「キーになる」というのは、選考での面接でほとんど必ず聞かれからです。

 

あおい
あおい
ぼくは全選考の面接で中退理由を聞かれました。また、これがうまく答えられなかった企業は100%落ちていました…

逆に、しっかりと理由を伝えられ、面接官を納得させることができれば選考はふつうに通過していたので整理することが大切です。

また「人によっては整理するのが大変」というのは、中退理由がネガティブだったときです。

例えば、

  • 研究内容がおもしろくなかった。
  • 研究室の教授との相性が悪すぎた。

などです。

上記の理由はそのまま面接で話してしまうと、ほぼ必ず面接官に良くない印象を与えてしまいます。

面接官はなるべく長く働いてくれる人を採用したいと考えています。

例にあげた理由をそのまま伝えてしまうと

「もし業務内容にギャップを感じてしまったらすぐに転職されるかも」

「同僚や上司とすこしでも揉めたりすると辞めてしまうかも」

と不安にさせてしまい、内定はかなり遠ざかります。

なので、ポイントは「理由をネガティブに伝えないこと」だと思っています。

「研究内容がおもしろくなかった」であれば

→大学院で研究をするうちに、本当にやりたいことは〇〇だとわかった。

に変換できます。

極力ネガティブ表現は避けるようにしましょう。

ぼくの中退理由をざっくり説明します

ぼくの中退理由をざっくり伝えると、

→研究をする意味が見いだせずストレス
→現実逃避にネットで知ったブログとかライティングとかSNSを始めてみた
→めちゃくちゃおもしろい
→インターンでやってみたいと思って休学
→研究よりも比べ物にならないぐらい楽しい
→中退    となります。

コレを面接用に変換すると…

研究と同時並行でWeb系の趣味をはじめました。その結果、Web系に興味が出て、どうしても専門で学びたいと思いました。そしてインターンも始めたのですが、より興味が強まったため、1年でも早く社会に出て経験を積みたいと考え、中退を決意しました。

ざっくり上記のような形になると思います。

もちろん、ツッコミどころはあるのですが、あとから深堀り対策をしていけば問題ないでしょう。

とにかくたくさん選考を受けてみる

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「とにかくたくさん選考を受ける」のマインドは、内定をもらう直前まで持ち続けましょう。

大学院を中退すると、既卒枠や中途採用での就活になることもあります。(場合によっては新卒枠になることもありますが)

そして新卒に比べると就活難易度が上がります。

なのでとにかく数を沢山打って経験を積むのが大切です。

ただ

「まずは受ける前の面接準備をしっかり固めないとどうせ受からないでしょ」

「興味のある業界は1つしかないし、興味のある会社も数社しかない‥」

と思う方もいるかもしれません。

両方とも気持ちはよくわかります。

しかし、準備が本番に100%生かされるとは限りません。

テストの直前は、過去問も解きますよね。それと同じ感覚だと思います。

なのでとにかく生の選考を受けて

選考の大まかな流れ、実際に聞かれる質問、雰囲気、などを肌で感じることが内定GETに大切なんです。

また「興味のある業界や会社がほとんどない」方は、枠を広げて考えてみましょう。

IT業界の中にも、通信系、インターネット系、システム開発系、コンサル系、などたくさんあります。

なので興味のある事柄の周辺領域にまで視野を広げるのがオススメです。

新卒採用と既卒採用の2つに応募する

記事の前半でも少し触れましたが、大学院を中退したとしても場合によっては新卒採用に応募することができます。

なので必ず新卒採用、既卒採用の2つに応募しましょう。

※新卒で応募するときは募集要項をチェックしてくださいね。

必然的に、応募できる企業の数を増やすことができるので内定がもらえる確率は上がります。

また既卒採用をしている企業を探すのは、エージェントに手伝ってもらうのも一つの手です。

おすすめはぼくも利用した「ハタラクティブ」です。

実際に利用しましたが、オンラインでの面談だったのでコ◯ナを気にせず気軽に話を聞くことができました。

まとめ

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大学院の中退はパッと見、マイナスなイメージを自分でも持ってしまいそうですが、見方を変えれば、「自分の人生は自分の意思で決める」という覚悟にも思えます。

中退するかはどうであれ、この記事が何かしらの形で参考になれば嬉しいです!

中退後の就活についてより詳しい情報を知りたい方は以下の記事で、「既卒就活の実態」として解説していますので、コチラもぜひ読んでみて下さい。